名探偵平木シリーズ 02/08/16


えー半茶さまの名探偵針井シリーズが大好きなのですが
すいません。パクリました。すいません。



その1 平木直利登場! 
 探偵は部屋に関係者全員を集めると得々と推理を披露した。
「……そうです。あの信楽焼きの狸が割れていたことから、私はそう確信することが出来たのです」
「真犯人がいるということだな! 探偵!」
「そうです警部。ケメ子さんを殺害し、小山ルミさんにその罪を着せようとした意外な人物とは……」
探偵は居並ぶ人々をゆっくりと見渡してから言った。
「あなたですね。平木さん!」
「……私が犯人だって?」
「そうです。あなたが犯人です。もし、あなたが犯人でないとするならば、この割れた狸をどう説明するのです? どうです、説明出きますか?」
「ふふふ、はははは。……まさかそんな狸から真相を見抜かれてしまうとはなぁ。そうだよ。私が犯人だ」
そして平木は開き直ったかのようにもう一度声高に笑ってみせたのだった。



その2 帰ってきた平木直利!
「ねぇ、私、本当の事に気づいちゃったの」
 オヨネは長い睫を伏せそう言った。
「あの時確かに、貴方と私は一緒にいたわ。でもね、それは巧妙なアリバイトリックだったのよ。貴方はイカリソースをオタフクソースに摩り替える事でアリバイを作る事に成功した。そう、それはとても巧妙で危険な賭けだったわ。でもね、私は気づいてしまったの。そうよね平木さん?」
「ふふふ、はははは。……そう、犯人は私さ、オヨネ。まさか君に真相を見抜かれてしまうなんてね。……いや、あるいは私は君に気づいて欲しかったのかもしれないな」
「残念だわ。貴方とは仲良くなれると思っていたのに……」
「そうだね。私も残念だよ」
 それから平木はオヨネにゆっくりとさよならを告げた。



その3 平木直利最後の挨拶
「人間だけが不可能な事を望む。昔ゲーテたらゆーおっさんがそんな事をゆーとった。そやけどな、どれだけ望んでも不可能犯罪なんてあらへんのや。なぁ平木はん」
「……なんのことだね。探偵くん」
「ガキ扱いもええかげんにせいよ! そのガキに全てを知られてしまったのはあんたの方や」
「ほう、ではあの密室のトリックが解けたというんだね」
「そうや。あの時確かにあの部屋は中から鍵がかかとった。そやけどな(中略)なんや!」
「ふふふ。はははは。……もはや言い逃れは出来ないようだね。そうさ私が犯人さ。私が彼等を殺した。だけどね探偵くん。理由は……・動機については君みたいなひよっこには一生解らんよ。ふふふ、はははは!」
 冬の日本海に響き渡るその高笑いが、我々が聞いた平木の最後の声となったのだった。





「どういうことかね、平木くん。名探偵平木シリーズのハズなのに、どれもこれも君が犯人役じゃないか」
「ふふ、もう一度タイトルをよく見たまえ。そう「名探偵」と「平木シリーズ」の間だよ。解らなければCtrl+Aをしてみることをお薦めする」


名探偵平木シリーズ



「………。は! 名探偵 「と」 平木シリーズになっている!」
「そう、名探偵と平木シリーズだから、毎回探偵役は変ってもかまわない。私さえ毎回犯人であればいいのさ、何故ならこのシリーズはシリーズ探偵ものでなく、シリーズ犯人ものだったのだからね」
「………(絶句)。……しかしフォントサイズを変えるだけでなく色まで変えてしまうなんて卑怯じゃないか」
「ちょっと前はやってたアレだよ。しかし、どの事件も 本当に死人 が出るとは思ってもみなかったのだがね」
「成る程。ほんとうにしにん(フォントいじり)か!」



次回はシリーズ被害者ものだ!

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